水戸黄門の歴代格さん俳優一覧!印籠の裏側と交代理由・現在を追う

目次
水戸黄門の歴代格さん俳優一覧!印籠の裏側と交代理由・現在を追う
水戸黄門の歴代格さん俳優一覧!印籠の裏側と交代理由・現在を追う
@ creator • Click to Play Video Inline
🎵 水戸黄門の歴代格さん俳優一覧!印籠の裏側と交代理由・現在を追う

TBS系列の看板番組として40年以上にわたりお茶の間を魅了し続けた国民的時代劇『水戸黄門』。黄門様こと水戸光圀公の両脇を固める家臣といえば、軟派で剣の達人である「助さん(佐々木助三郎)」と、実直で怪力を誇る「格さん(渥美格之進)」の名コンビです。中でも、クライマックスで懐から印籠を取り出し、悪人たちを一喝する格さんの姿は、日本のテレビ史に刻まれる屈指の名場面として親しまれてきました。

昭和から平成、そして令和の再放送や配信に至るまで、時代ごとに名優たちが命を吹き込んできた渥美格之進。歴代でこの重責を担った俳優陣はどのような顔ぶれだったのか。印籠シーンに隠された意外な制作秘話から、交代劇の真相、さらには名優たちの2026年現在の活動まで、その軌跡を余すところなく紐解きます。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:歴代の格さん(渥美格之進)は初代・横内正から数えて地上波レギュラーで計6名が担当し、最長出演は17年間務めた伊吹吾朗。
  • 要点2:おなじみの「印籠提示」は最初から格さんの固定役ではなく、シリーズ初期の試行錯誤を経て伊吹吾朗の時代に様式美として完成した。
  • 要点3:歴代キャスト陣は2026年現在も舞台・映画・バラエティなどで精力的に現役活動を続けており、時代劇文化の語り部として確固たる地位を築いている。

【歴代一覧】水戸黄門の「格さん(渥美格之進)」を演じた俳優と変遷

パナソニック(旧松下電器)一社提供のナショナル劇場枠で放送された地上波シリーズを中心に、格さんを演じた歴代俳優の顔ぶれを振り返ります。実直で堅物、力持ちというキャラクターを守りながらも、各俳優が独自の持ち味を発揮して役を深めていきました。

【歴代格さん(渥美格之進)キャスト一覧】

  • 初代:横内正(第1部〜第8部/1969年〜1978年・全222回)
  • 2代目:大和田伸也(第9部〜第13部/1978年〜1983年・全134回)
  • 3代目:伊吹吾朗(第14部〜第28部/1983年〜2000年・全637回)
  • 4代目:山田純大(第29部〜第31部/2001年〜2003年・全69回)
  • 5代目:合田雅吏(第32部〜第41部/2003年〜2010年・全245回)
  • 6代目:的場浩司(第42部〜第43部、最終回SP/2010年〜2011年・全44回)
  • BS-TBS版:荒井敦史(武田鉄矢主演版/2017年、2019年)

初代を務めた横内正は、劇団俳優座出身の確かな演技力と凛とした低音ボイスで、謹厳実直な格さんのパブリックイメージをゼロから構築しました。杉良太郎が演じる華やかな助さんとのコントラストは絶妙で、作品の土台を固める大きな原動力となりました。

2代目を引き継いだ大和田伸也は、持ち前の端正な顔立ちと逞しさ、そして若々しい情熱を役に注入。里見浩太朗が演じる大人の色気あふれる助さんを立てつつ、正義感に燃える好青年としての格さん像を確立しました。

そして3代目の伊吹吾朗は、歴代最長となる足かけ17年・通算637回にわたって格さんを好演。「格さんといえば伊吹吾朗」と多くの世代に印象づける決定的な存在となりました。その後、杉良太郎の実子である山田純大が4代目を、端正な佇まいと確かな殺陣で人気を博した合田雅吏が5代目を務め、地上波最終期には肉体派の的場浩司が6代目として力強い格さんを演じ切りました。

「この紋所が目に入らぬか」印籠役の知られざる歴史と誕生秘話

水戸黄門最大のカタルシスといえば、悪人たちが暴れ回る中で響き渡る「静まれ、静まれ!静まれぃ!この紋所が目に入らぬか!」の咆哮と、葵の御紋が刻まれた印籠の提示です。格さんの代名詞ともいえるこの役割ですが、放送開始当初から格さんの専任だったわけではありません。

初期の第1部や第2部では、印籠を出す人物は固定されておらず、黄門様自らが懐から出して見せる回や、助さんが掲げる回、さらには印籠ではなく光圀公自らが「私が前の中納言光圀である」と名乗り出るだけのパターンも存在していました。葵の御紋が入った印籠は、旅の常時携帯品というよりは、決定的な場面でのみ使われる秘密兵器のような扱いだったのです。

物語のフォーマット化が進む中で、「助さんが悪党の太刀を奪って峰打ちで制圧し、格さんが印籠を突きつけてトドメの啖呵を切る」という役割分担が定着。この様式美を完璧な職人技へと昇華させたのが伊吹吾朗でした。

伊吹吾朗は印籠を掲げる際、カメラのレンズに対して紋所が真正面から美しく光を反射するよう、ミリ単位で角度を計算して構えていたと述懐しています。重厚感ある構えと、腹の底から響く野太い声による「控えおろう!」の叫びは、時代劇の枠を超えて日本人の共通言語となりました。

なぜ降板したのか?歴代格さんの交代理由とキャスティングの真相

長寿番組ゆえに、キャスト交代の裏には俳優自身のキャリア形成や番組のリニューアル方針など、さまざまな事情が存在しました。歴代格さんたちの交代劇の背景にあった真相に迫ります。

横内正:役者としての成熟と舞台への挑戦

初代の横内正は、8年間にわたり格さんを務めた後に自ら降板を申し出ました。長期間にわたって同じ役を演じ続けることで「格さんのイメージ」が強く定着することを危惧し、舞台や映画など幅広い役柄に挑戦したいという役者としての強い意志による円満な卒業でした。その後、横内正はシェイクスピア劇をはじめとする舞台演劇の世界で重鎮としての地位を築くことになります。

大和田伸也:多忙を極めるスケジュールとステップアップ

2代目の大和田伸也は、約4年半の出演を経て卒業。当時、映画や連続テレビ小説、他局の現代劇などからの出演オファーが殺到しており、京都での長期ロケ拘束が続く『水戸黄門』との両立が困難になったことが主な要因でした。制作陣とも良好な関係のままバトンを渡し、後年には黄門様の敵役やゲストとしてシリーズに凱旋出演を果たしています。

伊吹吾朗:佐野浅夫版黄門の勇退に伴う「助格コンビ」同時卒業

3代目として17年間君臨した伊吹吾朗の交代は、単独の降板ではなく、作品全体の歴史的転換点によるものでした。2000年秋、3代目黄門役の佐野浅夫の勇退に伴い、番組をゼロから再構築する大規模リニューアルが決定。これに合わせ、あおい輝彦(助さん)と伊吹吾朗(格さん)の黄金コンビも同時に番組を卒業することとなりました。伊吹吾朗自身も「やり切った」という達成感を抱いての勇退でした。

山田純大から合田雅吏、そして的場浩司へ:視聴者層の若返り戦略

4代目の山田純大は石坂浩二版黄門のスタートとともに抜擢されましたが、石坂浩二の病気療養に伴う降板などの激動期を経て3部作で交代。続く5代目の合田雅吏は原田龍二(助さん)とともに里見浩太朗版黄門を7年半支えましたが、パナソニックドラマシアター全体のリニューアルと若年層獲得を目指す制作サイドの刷新方針により、41部をもって惜しまれつつ卒業となりました。

歴代格さん俳優の現在|名優たちの2026年最新活動と近況まとめ

歴代の格さんを演じた俳優陣は、卒業後も芸能界の第一線で活躍を続けています。2026年現在における名優たちの最新動向をまとめました。

初代:横内正の現在

80代を迎えてなお、横内正の表現者としての情熱は衰えを知りません。自身が主宰する舞台プロデュース公演で主演・演出を手掛けるほか、その圧倒的な美声を活かして洋画の吹き替えやナレーション、朗読劇の世界で精力的な活動を継続中。生涯現役を体現する重鎮として、後進の育成にも力を注いでいます。

2代目:大和田伸也の現在

大和田伸也は、重厚なドラマから親しみやすいバラエティ番組まで縦横無尽に活躍しています。近年では声優としての活動や、自身の公式SNS・YouTubeチャンネルでのユニークな発信が若い世代からも支持を集めており、気品とユーモアを兼ね備えた唯一無二のバイプレーヤーとして存在感を放ち続けています。 (出典: 水戸 黄門 歴代 格 さん(Yahoo!ニュース))

3代目:伊吹吾朗の現在